( ^ω^)ブーンは装術士のようです 第三話 おまけ 前のページへ] 戻る [4話へ
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:24:03.23 ID:LF1rYqPFO
こんなところで三話は終わりです。
あんまりにも内容少ないんでおまけを投下しようかと思います。

ただながらになるのでご了承下さい。


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:32:43.96 ID:LF1rYqPFO
――――ここはシベリア側のガイドライン。
その中にある怪しげなテントに貞子の仕事場はある。

川д川「あの子が来て以来誰も面接に来やしないわ……」

彼女は人間と触れ合うのが苦手である。
だが誰もこないというのはそれはそれで退屈だった。
しかしそこへ小さな来訪者があった。

(=゚ω゚)ノ「キシシ、この怪しいテントを秘密基地にすれば皆驚くょぅ」

川д川「何をしているの……?」

(;=゚ω゚)ノ「ギャアアアアアアア!!」

どうやら驚いたのは彼自身であったようだ。


46 名前:>>44「触れ合うのが」でしたすみません:2010/11/27(土) 22:41:54.70 ID:LF1rYqPFO
川д川「なるほどね……誰もいないと思って自分の遊び場にしようと思ったと」

(;=゚ω゚)ノ「ははははいそうですょょょょょぅ」

完全に少年は震えあがってしまっていた。
まあ廃墟だと思っていた場所に幽霊のような風貌の女性がいたのだから無理からぬ事ではあったが。

川д川「でもあまりにも失礼じゃない……?」

(;=゚ω゚)ノ「ごめんなさいごめんなさいだょぅ!だから命だけは!」

川д川「その反応がもう失礼よねぇ……まあ許してあげないこともないけど……」

(;=゚ω゚)ノ「マジですかょぅ!できるかぎりの事はしますょぅ!」

川д川「そうね……なら暇つぶしに付き合ってくれない?」

(;=゚ω゚)ノ「えっ?」


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 22:54:07.72 ID:LF1rYqPFO
川д川「私とちょっとした話をして欲しいのよ……別に聞いてるだけでもいいわ……」

むしろそちらの方が楽だと思ったが、口には出さない。

(;=゚ω゚)ノ「わ、わかったょぅ」

川д川「じゃあ少し退屈だとは思うけど聞いてね……」

川д川「今日は魔法について話すわ……」

(=゚ω゚)ノ「魔法ってあのドッカーンとかやるやつかょぅ?」

川д川「まあ、そうね。魔法には三種類あって、
ドッカーンってやるやつは大体魔術に分類される事が多いわ……」

(=゚ω゚)ノ「ふんふん」

川д川「魔術の利点は威力も効果範囲も大きくて、体力を消費しないところにあるわぁ……」


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:06:37.26 ID:LF1rYqPFO
(=゚ω゚)ノ「じゃあ『魔術』じゃない魔法って何があるんだょぅ?」

川д川「なかなか質問の仕方を心得てるわねぇ……二つ目は『装術』って言って武器や身体に装備する魔法ね」

(=゚ω゚)ノ「装備?よくわからんょぅ」

川д川「使うと魔法の力が武器や身体に宿るってことよ……装術を使うと武器の切れ味とかが上がったり、
その属性のものをある程度操れるわ……」

川д川「例えば火属性なら火があれば武器や身体に火を纏わせる事が出来るわ……」

(*=゚ω゚)ノ「なんかそれかっこいいょぅ!」

川д川「まあ良いことばっかりじゃないんだけどね……」

(=゚ω゚)ノ「?、なんか悪い事があるのかょぅ?」

川д川「使い過ぎると疲れるのよ……魔術も精神的に疲れるけど、
装術はそれに加えて体力を消費するわ……」

川д川「精神的により疲れるのは魔術の方だけどね……」


55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:20:27.72 ID:LF1rYqPFO
川д川「魔法を使うと『魔力』を消費するわ……精神的に疲れるのは魔力を消費しているからということ」

(=゚ω゚)ノ「消費するって回復はどうやるんだょぅ?」

川д川「基本的には一晩寝れば回復するわ……魔力を回復させる石だとか食べ物飲み物とかもあるみたいだけど」

(=゚ω゚)ノ「じゃあ、最後の一つってなんだょぅ?」

川д川「三つ目は『魔法機械』。これは魔力の供給さえあれば誰でも使える。個人の適正はまったく関係ないわ……」

川д川「普通の機械ではできない事ができちゃうのよ……」

(=゚ω゚)ノ「どうやって魔力を機械に入れるんだょぅ?食べ物でも入れるのかょぅ?」

川д川「それは無理ね……。
普通は魔力を貯めておける部品があってそれに魔術師や装術士が魔力をこめるわけ」

川д川「あと魔力を人から無理矢理奪い取るような魔法機械もあるみたいね……
この方法で奪われた魔力はなかなか回復しないわ……」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:30:32.95 ID:LF1rYqPFO
川д川「まあ、こんなところかしら……」

そういって喋り終える貞子。一方的に自分の知識を披露しただけだがなんだかすっきりした。

(= ω )ノ「す……」

川д川「す……?」

(*=゚ω゚)ノ「すげーょぅ!幽霊さんいろいろ知ってるょぅ!面白かったょぅ!」

(=゚ω゚)ノ「また今度話して欲しいょぅ!ばいばい幽霊さん!」

川д川「幽霊じゃないんだけど……」

川ー川「まあ、いっか」

そうしている内に外が暗くなりかけている事に気づく。
暇つぶしは成功したようだ。
なんとなく満足した気分になって、貞子は夕飯の用意を始めるのであった。




60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:35:11.90 ID:LF1rYqPFO
そんな感じておまけも終わりです。
こういう風に用語説明を入れていきたいと思います。

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